研究課題/領域番号 |
15H03286
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
基礎法学
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
大河原 知樹 東北大学, 国際文化研究科, 教授 (60374980)
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研究分担者 |
堀井 聡江 桜美林大学, 人文学系, 准教授 (20376833)
伊藤 知義 中央大学, 法務研究科, 教授 (00151522)
磯貝 健一 追手門学院大学, 国際教養学部, 教授 (40351259)
宮下 修一 中央大学, 法務研究科, 教授 (80377712)
桑原 尚子 早稲田大学, 法学学術院, その他(招聘研究員) (10611361)
磯貝 真澄 京都外国語大学, 外国語学部, 非常勤講師 (90582502)
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研究協力者 |
三浦 徹
近藤 信彰
秋葉 淳
竹村 和朗
阿部 尚史
岩本 佳子
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
10,530千円 (直接経費: 8,100千円、間接経費: 2,430千円)
2018年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2017年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2016年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2015年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
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キーワード | イスラーム法 / 民法 / 比較法 / 近代 / オスマン帝国 / 中東法 |
研究成果の概要 |
期間内に30回の研究会を開催し、オスマン民法典(メジェッレ:以下M法典)の債権法部分に関して、総合的および個別的研究を実施し、M法典の売買編、賃約編、保障編・債務引受編をそれぞれ刊行した。 M法典の質編、預託物編、贈与編、侵奪・毀損編を暫定的に訳出し、ほかの各国法との比較研究を実施した。これらの暫定訳は、イスラーム債権法と近代西洋債権法との比較、「中東法」モデル化の基礎資料として位置づけられる。 M法典に関する国際ワークショップを国内で開催し、研究代表者が、トルコ主催のM法典国際シンポジウムにおいて招待発表を行い、本研究プロジェクトについて発信した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、イスラーム法や中東地域における法研究において重要な意味を持つにも関わらず、研究の遅れているM法典を、さまざまな専門の研究者のみならず、弁護士などの法実務家を交えた学際的な研究体制によって、比較法的、法制史的、社会史的観点から研究する点に特徴がある。また、8言語以上の多言語テクストを用いて分析するという点においては、世界でも前例のない研究であり、今後の近現代のイスラーム法研究に新展開をもたらすことが期待できる。
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