研究課題/領域番号 |
15H03287
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
基礎法学
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
井上 和治 東北大学, 法学研究科, 准教授 (20345250)
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研究分担者 |
古谷 豊 東北大学, 経済学研究科, 准教授 (00374885)
犬塚 元 法政大学, 法学部, 教授 (30313224)
鹿子生 浩輝 東北大学, 法学研究科, 教授 (10336042)
岩田 美喜 立教大学, 文学部, 教授 (50361051)
大河内 昌 東北大学, 文学研究科, 教授 (60194114)
大内 孝 東北大学, 法学研究科, 教授 (10241506)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
18,070千円 (直接経費: 13,900千円、間接経費: 4,170千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2017年度: 4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2016年度: 5,200千円 (直接経費: 4,000千円、間接経費: 1,200千円)
2015年度: 6,110千円 (直接経費: 4,700千円、間接経費: 1,410千円)
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キーワード | 当事者対抗主義 / 刑事裁判 / 党派対立 / 弾劾手続 / 弾劾裁判 / 議会政治 / 議会討議録 / 党派性 / 当事者主義 |
研究成果の概要 |
本研究は,18世紀のイングランドにおける「当事者対抗主義」(adversarial system)ないしは対抗的な言説(ある特定の論点につき提起される二項対立的な議論)の在り方全般につき,当時の社会全体に通底していた激しい党派対立を念頭に置きつつ,実定法学,法制史学,政治思想史,経済思想史,哲学,文学の観点から詳細な分析・検討を加え,その構造を明らかにするものである。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
伝統的に英米型の刑事裁判の特徴とされる「当事者対抗主義」(adversarial system)の生成・発展は,18世紀のイングランドにおける政治的なレヴェルの党派対立と密接に関連しており,この点は,刑事手続の一種である議会の弾劾手続において,とりわけ顕著に観察される。党派的言説の構造と影響は,法,政治,経済,哲学,文学といった様々な領域に共通して(現代よりもいっそう顕著に)見出されるものであり,同時代の社会全般を分析する際の不可欠の視点であることが確認された。
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