研究課題/領域番号 |
15H03328
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
理論経済学
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
芹澤 成弘 大阪大学, 社会経済研究所, 教授 (90252717)
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研究分担者 |
青柳 真樹 大阪大学, 社会経済研究所, 教授 (50314430)
若山 琢磨 龍谷大学, 経済学部, 准教授 (80448654)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
15,860千円 (直接経費: 12,200千円、間接経費: 3,660千円)
2019年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2018年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2017年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2016年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2015年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
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キーワード | 非分割財 / 耐戦略性 / オークション / 経済実験 / Bribe-proofness / 最大定義域 / 腎臓交換メカニズム / トップ・トレーディング / トップ・トレーディング・サイクル・メカニズム / Secure Implementability |
研究成果の概要 |
非分割財配分モデルの中でもオークション・モデルとマッチング・モデルを中心に、配分ルールの研究を行った。理論研究では、最初から配分ルールの候補を狭く絞るのではなく、広い候補の中から、効率性や公平性などの望ましい条件を可能な限り満たすルールを分析した。その結果、ワルラス最小均衡価格ルールが非常に優れていることを示した。さらに、そのようなルールが現実社会で理論的性能を実際に発揮させるための工夫を、経済実験により分析した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
同時競り上げオークションは、多くの望ましい性質を満たすワルラス最小均衡価格ルールの結果と一致すると考えられ、多くの国の周波数利用権の配分で利用されている。しかし、ワルラス最小均衡価格ルールの分析は限られており、本研究はワルラス最小均衡価格ルールを効率性と収入最大化の観点からの特徴づけを行った。どちらも現実的にも重要な観点である点で、本研究の成果は社会的意義がある。また、経済実験で得られた知見は理論的成果を社会実装する際に有用である。
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