研究課題/領域番号 |
15H03360
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
財政・公共経済
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研究機関 | 政策研究大学院大学 |
研究代表者 |
黒澤 昌子 政策研究大学院大学, 政策研究科, 教授 (40275813)
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研究分担者 |
武石 惠美子 法政大学, キャリアデザイン学部, 教授 (70361631)
大沢 真知子 日本女子大学, 人間社会学部, 教授 (90223792)
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研究協力者 |
盧 回男
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
14,560千円 (直接経費: 11,200千円、間接経費: 3,360千円)
2018年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 7,800千円 (直接経費: 6,000千円、間接経費: 1,800千円)
2015年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
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キーワード | ワークライフバランス / 女性活躍 / 働き方改革 / 労働経済学 / 人事管理 / 女性活用 / 働き方 |
研究成果の概要 |
本研究では、我が国の女性活躍を阻む要因を多面的に吟味することを目的として、既存調査及び独自調査に基づく分析を行った。両立支援や柔軟な働き方を提供するだけでなく、WLBを企業が推進し、その認識を従業員レベルにまで浸透させ、長時間労働抑制、公平な評価を行うことが女性活躍と強い交互作用を持つだけでなく、従業員の就業意欲や企業業績の向上にも資する。さらに、管理職が部下のキャリア支援やWLBに熱心で、仕事管理が適切かつ公平であることは、女性だけでなく男性の就業意欲や職場業績をも高める。これらの点で管理職と部下の双方が「高い」評価を持つためには、管理職に対するマネジメント研修が有効である。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
日本的な雇用システムをそのままに両立支援を進めるだけでは、女性の活躍は進まないことが明らかにされてきた。しかし具体的にどう変革すべきかが明確ではない中、本研究は女性の活躍を阻む諸要因を多面的に吟味することを通して、企業がとるべき具体的な対応策をいくつか明らかにした点に貢献がある。とくに企業方針と管理職・従業員の認識、職場での上司の役割と従業員の認識とのギャップを埋めることや、WLB推進における直属上司の重要性を浮き彫りにし、そのためのマネジメント研修の有効性を明らかにした。
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