研究課題/領域番号 |
15H03384
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
経営学
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研究機関 | 慶應義塾大学 |
研究代表者 |
浅川 和宏 慶應義塾大学, 経営管理研究科(日吉), 教授 (50276424)
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研究分担者 |
井口 知栄 慶應義塾大学, 商学部(三田), 教授 (20411209)
林 倬史 国士舘大学, 経営学部, 客員教授 (50156444)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
15,860千円 (直接経費: 12,200千円、間接経費: 3,660千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2017年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2016年度: 5,720千円 (直接経費: 4,400千円、間接経費: 1,320千円)
2015年度: 5,200千円 (直接経費: 4,000千円、間接経費: 1,200千円)
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キーワード | 国際経営論 / グローバル・イノベーション / ローカル・イノベーション / グローバルR&D / 研究開発拠点 / 国際経営 |
研究成果の概要 |
本研究の成果は、多国籍企業のローカル・イノベーションからグローバル・イノベーションへの進展を実証的、理論的に検討し、その要因を明らかにしたことである。世界規模でのイノベーションを目的とした海外子会社の経営の特徴は学術的・実務的両面に解明が不十分であった。更に、海外現地でのイノベーションが先進国のみならず新興国でも進展する今日において、先進国を前提とした既存理論では説明が不十分であったことから、本研究では新たな理論構築を行い、演繹的データ解析手法をベースに、帰納法的、定性調査手法も用い、多面的な調査研究を行った。本研究での学術的知見を脱自国・自前主義を迫られる日本企業への実務的示唆も提示した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
学術的意義として、イノベーション活動を海外現地ベースで行われるローカル・イノベーションと世界規模の知識ベースに基づくグローバル・イノベーションに概念的に区分し、それぞれにおいて、いかなる要因が存在しうるかを実証的、理論的に検討した点が挙げられる。グローバル規模のイノベーションの要件を詳細な実証研究まで行ったことは本研究における顕著な学術的成果といえる。また、社会的意義としては、日本企業が伝統的に行っていた自国中心・自前主義を脱却し、如何にして海外におけるイノベーションをローカルおよびグローバルベースで展開することができるかを明らかにし、研究成果を実務上有益な知見へとつなげている点が挙げられる。
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