研究課題/領域番号 |
15H03411
|
研究種目 |
基盤研究(B)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
社会学
|
研究機関 | 神戸市看護大学 |
研究代表者 |
樫田 美雄 神戸市看護大学, 看護学部, 准教授 (10282295)
|
研究分担者 |
秋谷 直矩 山口大学, 国際総合科学部, 講師 (10589998)
宮崎 彩子 兵庫医科大学, 医学部, 准教授 (20298772)
中塚 朋子 就実大学, 人文科学部, 准教授 (50457131)
藤崎 和彦 岐阜大学, 医学部, 教授 (60221545)
|
研究協力者 |
岡田 光弘
山本 真由美
藤田 景子
阿部 哲也
|
研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
|
配分額 *注記 |
8,190千円 (直接経費: 6,300千円、間接経費: 1,890千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2015年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
|
キーワード | 社会学 / エスノメソドロジー / ビデオ・エスノグラフィー / 会話分析 / 発達障害 / 相互行為分析 / 指導抵抗性 / 学際研究 / 社会科学 / 専門職 / 倫理教育 / ロールプレー / 非定型発達 / 医療面接 / アウトカムベースドラーニング / ダイバーシティ保存型教育 / 相互行為 |
研究成果の概要 |
医学教育においては、従来は、規範を押し付ける道徳的な研究がほとんどであったが、我々は、相互行為そのものが持っている秩序にもとづいて研究を行う実践形態尊重型の研究をおこなった。また、かつての専門職のプロフェッショナリズムは、パターナスティックな前提の下で、専門職側にクライエント側とはことなるどのような特別な負荷をかけるべきか、という立場から枠組みづくりがなされてきたが、現在では、クライエントの生活者性を重んじる原則を専門職側に課す議論に代わってきている。我々は、実際の相互行為データに基づいて医学生の教育改善策を提起した。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
樫田美雄・岡田光弘・中塚朋子編、藤崎和彦監修2018『医療者教育のビデオエスノグラフィー』(晃洋書房)を上梓し、医学教育関係者に対し、相互行為分析をもちいて、医学教育の研究をする場合のモデルを提示できたことは特筆するべき成果である。さらに、全国の医学教育関係者に案内したうえで、同書の刊行記念シンポジウムを開催し、対面での研究方法説明をおこなった。さらにこのシンポジウムの成果を中心に、『専門職倫理教育の相互行為分析』という科研費報告書を第1冊子と第2冊子の2冊刊行した。これらをとおして、発達障害的傾向のある医療専門職志望者への指導法に新境地を開いたといえよう。
|