研究課題/領域番号 |
15H03442
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
社会福祉学
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研究機関 | 皇學館大学 (2017-2018) 中部学院大学短期大学部 (2015-2016) |
研究代表者 |
大井 智香子 皇學館大学, 現代日本社会学部, 准教授 (60352829)
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研究分担者 |
高野 和良 九州大学, 人間環境学研究院, 教授 (20275431)
小松 理佐子 日本福祉大学, 社会福祉学部, 教授 (40301618)
永井 裕子 福井県立大学, 看護福祉学部, 助教 (70460590)
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研究協力者 |
永井 裕子
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
13,390千円 (直接経費: 10,300千円、間接経費: 3,090千円)
2018年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2017年度: 4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2016年度: 4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2015年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 地域福祉 / 過疎地域 / まちづくり / 社会資源 / 地域再生 / 関係性 / 専門職 / 過疎地 / 地域診断 / 生活支援システム |
研究成果の概要 |
社会資源も人口も限られている地域社会においては、専門職のみでなくボランタリーな住民の関わりが必要である。それぞれのセクターの専門性や役割を核としてそれらを広げた領域をカバーし、部分的には他と融合させて課題解決に取り組んでいる。各セクターの「本来業務を核とした広がり・融合」した支援活動が、人口減少と社会資源の縮小が進む地域社会を持続させる方策となり得ることが明らかとなった。 過疎地において最も問題視すべきことは、人口が減少していくことのみでなく関係性が断ち切られていくこと=「関係性の貧困」にある。関係性が断ち切られていく過程を視野にいれ、時間経過に応じた地域支援が必要になることがわかった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
先進事例の取り組みの結果として創出されたサービスの模倣ではなく、社会資源も人口も限られている地域社会における関係性、役割分担等の特性に着目し、時間経過に応じた地域支援方法を提示することができた。これは、一部の特色ある地域あるいは助成事業等で資金が投入された地域のみでなく、全国各地のいわゆる「普通の地域」において普遍化可能な支援方法である。 また、関係性の変容によって創出される協働性によって営まれる地域社会の実態の整理に取り組んだ。これまでの「新たな公共」論の中では具体化されてこなかったコミュニティの位置づけ、役割、機能、公私関係の枠組みについて示唆を与えるものとなった。
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