研究課題/領域番号 |
15H03450
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教育心理学
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研究機関 | 東京学芸大学 |
研究代表者 |
松井 智子 東京学芸大学, 国際教育センター, 教授 (20296792)
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研究分担者 |
権藤 桂子 共立女子大学, 家政学部, 教授 (90299967)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
16,510千円 (直接経費: 12,700千円、間接経費: 3,810千円)
2018年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2017年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2016年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2015年度: 8,450千円 (直接経費: 6,500千円、間接経費: 1,950千円)
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キーワード | 発達障害 / 語用論 / 母子会話 |
研究成果の概要 |
本研究は対人コミュニケーションにおいて話し手の意図や態度、感情などを理解する能力がどのように発達を遂げるのかを検証することを目的としている。定型・非定型発達を対象に、対人コミュニケーションにおける言葉にならない話し手の意図や感情を理解する力の発達を検証するために、2つの基礎研究に取り組んだ。定型発達児、自閉スペクトラム症児を対象に、話者の感情を語彙意味と声色のどちらを重視してとらえるのか、実験的に検証した。さらに定型発達児に比べ、話し手の意図や感情をくみ取ることが難しい自閉スペクトラム症児を対象に、家庭でのコミュニケーションと話し手の意図や感情語の理解との関係を検証することを目的としている。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
コミュニケーションが苦手な子どもは、文脈をうまく使えず、言葉の表面的な意味にとらわれてしまう傾向を持つ。しかしそのような子どものコミュニケーション能力の発達特性は世界的にも未だ明らかにされていない。定型発達のみでなく、非定型発達における文脈理解力の発達パターンを見出すことは、子どもを取り巻く大人が、子どもが抱える「問題」を「発達の一段階」、あるいは「スタイル」としてとらえ、さらなる発達を目指した対応することを可能にする。世界に先駆けて非定型の文脈理解力の発達を探る本研究は、学術的にも応用的にも高い意義を持つ
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