研究課題/領域番号 |
15H03462
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
実験心理学
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研究機関 | お茶の水女子大学 |
研究代表者 |
石口 彰 お茶の水女子大学, 基幹研究院, 教授 (10184508)
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研究分担者 |
薬師神 玲子 青山学院大学, 教育人間科学部, 教授 (30302441)
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研究協力者 |
時田 みどり
上田 祥代
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
19,240千円 (直接経費: 14,800千円、間接経費: 4,440千円)
2018年度: 4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2017年度: 4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2016年度: 4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2015年度: 6,370千円 (直接経費: 4,900千円、間接経費: 1,470千円)
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キーワード | 要約統計量 / 分散 / 実験心理学 / 分散識別 / 認知科学 / 実験系心理学 |
研究成果の概要 |
本研究は、バラツキ認知(分散認知)に関し、感覚モダリティや感覚属性に共通するメカニズムの存在を、実験とモデリング・シミュレーションにより解明するため、様々な分散認知課題(分散認知の基礎メカニズム解明課題、学習の転移課題、順応残効の転移課題等)を設定した。その結果、方位と大きさといった刺激属性間や面積と音の高さといった視聴覚モダリティ間で、分散認知における相互作用がみられた。また、学習の転移や順応残効の転移が、部分的にではあるが、示された。すなわち、共通メカニズムの存在が示唆されたと言える。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
われわれの身の回りは多様性で溢れている。そして、その多様性を認知し、いかに受容するかは、大きな社会的問題である。本研究は、そのような多様性でも、量的多様性、特に、分散で表されるバラツキの認知過程を明らかにし、分散認知過程に共通のメカニズムが存在することを示唆する結果を得た。この点は、きわめて大きな学術的・社会的意義を有する。この結果は、量的多様性の受容能力を培う汎用の教育プログラムの策定に繋がるからである. すなわち、ある特定の刺激群のバラツキを認知し受容する能力を培うことができれば、それが他の刺激群のバラツキ認知・受容に汎化できることを意味するのである。
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