研究課題/領域番号 |
15H03509
|
研究種目 |
基盤研究(B)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
特別支援教育
|
研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
佐島 毅 筑波大学, 人間系, 准教授 (20241763)
|
研究分担者 |
小林 秀之 筑波大学, 人間系, 准教授 (90294496)
|
研究協力者 |
阪本 悠香
中村 央
福田 奏子
石飛 琴絵
井上 亜紀
岡宮 彩奈
金井 沙彩
吉岡 陶子
|
研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
|
配分額 *注記 |
13,910千円 (直接経費: 10,700千円、間接経費: 3,210千円)
2018年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2017年度: 4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2016年度: 4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2015年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
|
キーワード | 視覚障害幼児・児童 / 発達段階 / 教材・教具 / 盲幼児・児童 / 指導モデル / 教材・教具 |
研究成果の概要 |
盲児の概念形成を促すためには、触運動感覚を通して比較や、分類、弁別などが可能でかつ、それを通して知覚しやすい教材および環境が必要である。一方、盲児にとって、晴眼児用の積み木など教材・教具の活用は困難である。本研究では、国内および海外における盲児用の自作教材・教具に関する調査するとともに、盲児が触覚によって達成可能な教材・教具を開発し、課題の発達的順序性の検証を実験的に行った。それらの成果に基づき盲幼児・児童発達段階別指導モデルを示した。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
幼児期は、物の概念や大小長短・空間・量などの概念が形成される時期であり、入れる・積む・並べる・合わせる・分ける・構成するなどの認知的活動を通してそれは獲得される。しかし、盲児は、文字通り一目瞭然に視覚で状況を把握・比較・参照・確認ができないことから、盲児が「指先を目とする子どもたち」にとって「わかる・できる」ための独自の教材・教具の開発が世界的課題となっている。本研究は触運動感覚教材の本質の解明を目指し、実際に教材を開発するなど、盲教育の指導法の基盤となる知見を示した点および、盲幼児・児童発達段階別指導モデルを示した点において学術的・社会的意義がある。
|