研究課題
基盤研究(B)
親・疎水鎖の連結点にポルフィリンを導入した両親媒性液晶ブロック共重合体は、基板に対して完全垂直配向したシリンダー型のミクロ相分離構造を与える。薄膜のGI-SAXSとSTEM-EDS測定により、ポルフィリンは相分離界面に沿って環状に配列しており、疎水性マトリクス部のスメクチックレイヤー間隔に一致した距離を保って多層集積化した特異な構造を形成していることが判った。ポルフィリンが環状に配列した構造体のサイズは、光合成中心の光捕集アンテナ複合体に近い。そこで光電変換デバイスへの応用を目指し、ポルフィリンの配向方向と相対距離の制御による光捕集能の向上と、疎水性マトリクス部への電子輸送経路の導入を試みた。
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