研究課題/領域番号 |
15H03600
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
計算科学
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
下山 幸治 東北大学, 流体科学研究所, 准教授 (80447185)
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研究分担者 |
パラル プラムヂタサトリア 東北大学, 流体科学研究所, 学術研究員 (30792163)
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研究協力者 |
河合 宗司
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
16,250千円 (直接経費: 12,500千円、間接経費: 3,750千円)
2018年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2017年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2016年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2015年度: 7,150千円 (直接経費: 5,500千円、間接経費: 1,650千円)
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キーワード | 近似最適化 / 不確かさの定量的評価 / 最適設計 / 設計工学 / ロバスト設計 / 自己組織化マップ |
研究成果の概要 |
設計変数・条件を構成する多くの次元に不確かさが存在する設計問題においても,目的関数の近似精度を損なうことなく,不確かさによる影響を受けにくいロバストな最適解を高速に見つけ出す方法を開発した.そのために,複雑な設計空間の次元を縮役してより単純な部分空間に分類して再構成する手法,近似関数の非定常性を上げて様々な目的関数の挙動に追従する手法,然るべきケースで目的関数(の真値)の評価結果を追加して近似関数を動的に更新する手法を提案した.これらを組み合わせて実設計問題に適用した結果,従来手法に比べて本手法の優れた有効性を実証した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
工学製品の形状や使用環境が変わったりしても,当初の製品性能をある程度維持できる,ものづくりのための手法を開発した.手元にある限られた評価データを有効活用して,ありとあらゆる不測の事態に対する性能の変化を正しく予測できるように,独自の数学モデルを考案した.これを航空機・宇宙機の設計問題に適用した結果,不測の事態における設計の安全性がしっかり担保されることを実証できた.以上より,本研究の成果は,安心・安全なものづくり社会の確立に貢献するものである.
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