研究課題/領域番号 |
15H03629
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
数学解析
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研究機関 | 早稲田大学 (2018) 東京大学 (2015-2017) |
研究代表者 |
新井 仁之 早稲田大学, 教育・総合科学学術院, 教授 (10175953)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
11,050千円 (直接経費: 8,500千円、間接経費: 2,550千円)
2018年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2017年度: 4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2016年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2015年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | 錯視 / かざぐるまフレームレット / 画像処理 / 一般化多重解像度解析 / 最大重複かざぐるまフレームレット / フレームレット / 視覚情報処理 / ウェーブレット / 浮遊錯視 / エッジ検出 / 画像鮮鋭化 / ディジタルフィルタ / フィルタ / ディジタル・フィルタ |
研究成果の概要 |
本研究では新井仁之が考案した数理解析的な研究方法を用いて,画像処理と錯視に関する研究を行った.主な成果は次のものである.1.新井・新井による視知覚の数理モデルに基づき,超視覚システムの構築という観点から静止画・動画像の新しい鮮鋭化技術を開発した.これにより見た目に近い鮮鋭化を可能にした.2.新井・新井によるスーパーハイブリッド画像技術から,新しいタイプのスーパーハイブリッド画像技術を得た.3.新しいタイプのエッジに起因する錯視(新井・新井)を応用し,画像鮮鋭化の技術を開発した.4.かざぐるまフレームレットの一般化多重解像度解析のレベルを利用したフィルタリング方法と錯視生成技術の改良を行った.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の学術的意義は,独自に考案した数理解析的方法により,新しいタイプのスーパーハイブリッド画像,超視覚システムによる静止画及び動画像鮮鋭化,新しいタイプのエッジに起因する錯視を用いた鮮鋭化,かざぐるまフレームレット構造を用いたフィルタ処理など,画像処理技術や錯視アート作成に役立つ成果が得られたことである.本研究成果の一部は他の基盤的成果と合わせて国際特許出願した.なお本研究成果の一部(鮮鋭化)は朝日新聞(2018/11/24)でカラー画像付きで取り上げられた.また本研究成果を含む新井仁之のこれまでの研究の学術的・社会的意義は高く評価され,2018年に第7回藤原洋数理科学賞大賞が授与された.
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