研究課題/領域番号 |
15H03641
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
天文学
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研究機関 | 関東学院大学 (2017-2018) 大阪大学 (2015-2016) |
研究代表者 |
中嶋 大 関東学院大学, 理工学部, 准教授 (70570670)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
17,550千円 (直接経費: 13,500千円、間接経費: 4,050千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 5,980千円 (直接経費: 4,600千円、間接経費: 1,380千円)
2015年度: 10,140千円 (直接経費: 7,800千円、間接経費: 2,340千円)
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キーワード | X線 / イメージャ / ASIC / X線天文学 / X線CCD / 放射線 / 宇宙物理 / 人工衛星 / 天文学 / CCD / CCDカメラ / 硬X線 |
研究成果の概要 |
4次のデルタシグマ型ADC回路を用いたアナログデジタル混在ASICを開発した。新型ASICの単体性能試験を、専用基板を製作した上で行った。結果として、2016年に打ち上げた「ひとみ」衛星搭載ASICを上回る線形性能を実現した。放射線耐性を測定した結果、高度550km 軌道傾斜角30°の軌道におけるラッチアップの起こる頻度の上限値を、48年に一度(90%信頼度)と求めた。実際にはラッチアップしても熱破壊を防ぎつつ電源をオフ・オンする機構を設けるため、本研究で開発したASICを用いた場合のCCDカメラのラッチアップ耐性は問題ないと言える。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究により、将来の天文衛星で使用される、各種X線イメージャのカメラをコンパクト化させる目途を付けることが出来た。コンパクト化させるだけではなく、高速低雑音信号処理することで、高性能のカメラを製作することが可能である。本研究期間内に実績を作ったのはイメージャのうちCCDであるが、ほぼ同じ回路で他のイメージャにも応用が可能であり、非常に汎用性の高い研究成果を得たといえる。
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