研究課題/領域番号 |
15H03682
|
研究種目 |
基盤研究(B)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
物性Ⅱ
|
研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
榊原 俊郎 東京大学, 物性研究所, 教授 (70162287)
|
連携研究者 |
橘高 俊一郎 東京大学, 物性研究所, 助教 (80579805)
|
研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2018-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2017年度)
|
配分額 *注記 |
14,040千円 (直接経費: 10,800千円、間接経費: 3,240千円)
2017年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2016年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2015年度: 8,060千円 (直接経費: 6,200千円、間接経費: 1,860千円)
|
キーワード | 極低温磁化測定 / フラストレート系 / 強相関電子系 / 磁性 / 相転移 / 低温物性 / 超伝導 |
研究成果の概要 |
キャパシタンス式ファラデー法磁化測定装置に二軸のゴニオメーターを導入することにより、0.1度の角度精度下で極低温の磁化測定を実現することに成功した。この装置を用いて、遍歴イジング強磁性体URhGeの強磁性量子相転移の磁場温度相図を詳細に調べ、1次転移のウィング構造の可視化に成功した。また、スピンアイス化合物Dy2Ti2O7の[111]磁場方向の気相液相転移について、0.1度の精度で磁場を[111]軸にかけた測定を初めて行った。その結果、十分低温においても転移磁場に本質的な幅があり、磁気モノポールの結晶化転移の過程で何らかの空間構造が存在する可能性が明らかとなった。
|