研究課題/領域番号 |
15H03717
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
固体地球惑星物理学
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研究機関 | 神戸大学 |
研究代表者 |
島 伸和 神戸大学, 理学研究科, 教授 (30270862)
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研究分担者 |
三ヶ田 均 京都大学, 工学研究科, 教授 (10239197)
松野 哲男 神戸大学, 海洋底探査センター, 特命講師 (80512508)
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研究協力者 |
中久喜 伴益
中東 和夫
野木 義史
森下 知晃
佐藤 暢
針金 由美子
小川 和律
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
17,420千円 (直接経費: 13,400千円、間接経費: 4,020千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2016年度: 7,280千円 (直接経費: 5,600千円、間接経費: 1,680千円)
2015年度: 6,890千円 (直接経費: 5,300千円、間接経費: 1,590千円)
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キーワード | 海洋底地球科学 / 上部マントル比抵抗構造 / マントル不均質 / 海底拡大系 / 背弧海盆 / 内部構造 |
研究成果の概要 |
南部マリアナトラフ背弧海盆の海底での長期電磁場観測データを解析することで得られた上部マントル比抵抗構造モデルから、この拡大軸下には拡大軸に対して非対称な低比抵抗帯を含む、非対称な比抵抗構造が存在することを明らかにした。この系では非対称な海洋底拡大をしており、明らかにした非対称な比抵抗構造との関係を吟味し、背弧拡大の変遷を示す数値モデリングの結果とも比較検討することで、非対称な海洋底拡大のモデルを提案した。具体的には、スラブから脱水した水により、上部マントルに不均質な粘性低下が生じ、このため非対称な海洋底拡大を引き起こし、この結果として、非対称な比抵抗構造が観測されるというモデルである。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
背弧海盆の形成では、その初期には非対称な海洋底拡大を伴っていることが多い。上部マントルの拡大軸に対しての非対称な比抵抗構造と、背弧拡大の変遷を示す数値モデリングの結果から、非対称な海洋底拡大の要因を説明するモデルを提案し、背弧海盆形成の新しい知見が得られた。すなわち、スラブから脱水した水により上部マントルに不均質な構造が生じ、水による粘性低下などにより、非対称な海洋底拡大が起こることが分かった。
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