研究課題/領域番号 |
15H03722
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
気象・海洋物理・陸水学
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
森本 真司 東北大学, 理学研究科, 教授 (30270424)
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研究分担者 |
青木 周司 東北大学, 理学研究科, 教授 (00183129)
後藤 大輔 国立極地研究所, 研究教育系, 助教 (10626386)
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研究協力者 |
石島 健太郎
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
17,420千円 (直接経費: 13,400千円、間接経費: 4,020千円)
2018年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2017年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2016年度: 3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2015年度: 7,540千円 (直接経費: 5,800千円、間接経費: 1,740千円)
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キーワード | メタン / 温室効果気体 / 同位体比 / 環境動態 |
研究成果の概要 |
北半球高緯度域、南極域及び西太平洋域において大気中のメタン濃度及びその炭素・水素同位体比の精密時系列観測を行い、それらの短周期変化、季節変化、経年変化を明らかにした。メタン濃度と同位体比の変動を併せて解析することにより、2006年以降に観測されたメタン濃度の再増加には、微生物起源のメタンが寄与している可能性が示唆された。3次元大気化学輸送モデルに既存のインベントリデータを入力して大気中メタン同位体比を計算したところ、本研究の観測値よりも同位体的に軽い結果が得られた。これは既存のインベントリにおける各放出源カテゴリの寄与率が現実と異なっていることを示している。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
大気中メタン濃度観測のみからはメタン放出源に関する情報が得られないが、その炭素・水素同位体比の同時高精度観測を行うことにより、メタン放出源の変動に関する情報が得られることが示された。現在の地球表層におけるメタン循環を明らかにし、将来のメタン濃度予測精度を高めるために、メタン濃度と同位体比の同時観測が非常に有効である。
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