研究課題/領域番号 |
15H03778
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
有機化学
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研究機関 | 千葉大学 (2017-2018) 京都大学 (2015-2016) |
研究代表者 |
橋本 卓也 千葉大学, 大学院理学研究院, 特任准教授 (20437198)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
16,770千円 (直接経費: 12,900千円、間接経費: 3,870千円)
2017年度: 4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2016年度: 4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2015年度: 7,930千円 (直接経費: 6,100千円、間接経費: 1,830千円)
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キーワード | ラジカル反応 / 硫黄 / チイルラジカル / 触媒 / ラジカル / 均一系触媒 |
研究成果の概要 |
顕著な成果の一つとしてはかさ高い有機硫黄ラジカルを用いることで初めて実現されたビニルアジリジンとアルケンの[3+2]環化反応であり、本成果は化学系トップジャーナルであるドイツ化学会誌Angwandte Chemie International Editionに掲載された。また硫黄ラジカルを触媒とした不斉合成においてはビニルシクロプロパンとアルケンの環化反応を行える新たな不斉反応場の開発に成功した。さらに水素移動を伴った炭素-炭素結合生成反応では、分子内反応に限定されるものの、硫黄ラジカルによる初めての触媒反応の開発に世界に先駆けて成功した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
有機合成化学は市販の物質を他の人類社会に有用な化学物質に変換する方法の科学であり、医薬品や化成品の開発や供給に不可欠な技術である。無数にある市販物質から特定の欲しい物質に変換するには、その分子変換手法も数多く必要であり、150年以上にわたり世界中の研究者がより効率的な分子変換法の開発に取り組んできた。その長い歴史の中でもラジカルと呼ばれる不安定化学種を利用した有機合成化学は、制御できない反応として有用物質合成法には使われてこなかった。本研究ではそのラジカル種を触媒的に発生させつつ、使える分子変換法として成立させることに寄与した。
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