研究課題/領域番号 |
15H03785
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
無機化学
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
古川 修平 京都大学, 高等研究院, 准教授 (90452276)
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研究協力者 |
隅田 健治
ラルパン パトリック
池村 周也
カルネサンチェス アルナウ
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
16,770千円 (直接経費: 12,900千円、間接経費: 3,870千円)
2017年度: 4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2016年度: 4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2015年度: 7,670千円 (直接経費: 5,900千円、間接経費: 1,770千円)
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キーワード | 多孔性金属錯体 / 階層性 / モノリス構造 / 金属錯体 / 多孔体 / メゾスコピック / 階層構造 |
研究成果の概要 |
ゲストの吸脱着に応答して構造変化を起こす柔軟な多孔性金属錯体の3次元超構造体(モノリス構造)を合成することに成功した。モノリス構造においても柔軟性を失わず、ゲスト吸着に伴い構造変化を起こすことが明らかになった。また、力学的な応力を物質内に伝搬するため、同様の3次元超構造体を有するソフトマテリアル(ゲル)の合成にも成功した。ここでは、多孔性金属錯体を非晶質コロイド化し、それを連結したコロイドネットワークを形成することで、ゲル化していることが明らかになった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本成果により合成された、ゼリーように柔らかいゲル状の多孔性材料は、様々な形態に成形することが可能である。そのため、必要な場所に、必要な形で、必要な量の多孔性材料を合成することができる。これらは、今後、ガス分離膜、分離用微細管、センサーデバイスなどへと応用することが可能である。また、微小なコロイド粒子中には細孔が存在し、様々な分子(例えば蛍光分子や、薬剤など)を閉じ込めることが可能であるため、新しい薬剤運搬材料として利用することも期待される。
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