配分額 *注記 |
17,810千円 (直接経費: 13,700千円、間接経費: 4,110千円)
2017年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2016年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2015年度: 11,050千円 (直接経費: 8,500千円、間接経費: 2,550千円)
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研究成果の概要 |
高分子の粘弾性緩和は, ずり変形下では化学構造に依らず普遍的であるが, 伸長変形下では普遍性の破れを示す。本研究では, 種々のパラ置換基を持つポリスチレン誘導体のメルト系に対して伸長レオロジー測定を行い, 普遍性の破れの詳細を検討した。その結果, 大きな置換基は, 隣接高分子鎖の配向相関を緩めて鎖の伸長・配向に由来する摩擦減少を抑制し, 普遍性の破れをもたらすこと, この摩擦減少は各時刻の鎖形態を反映する応力のみでは決まらず,遅延型の時間依存性を示すことなどの新規な知見が得られた。
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