研究課題
基盤研究(B)
リチウムイオン電池の正極材料は、イオンと電子が同時に固体中を移動する混合伝導体である。しかし、混合伝導体のリチウム拡散を調べることは困難であり、測定法は確立していなかった。本研究では正極内の6Liが充放電により7Liに置き換わることに着想を得て、二次イオン質量分析(SIMS)を用いた拡散係数測定法の開発と、拡散機構の解明を目的とした。研究の成果として、我々は三種類のイオン交換法を開発し、薄膜のa-Li3PO4、LiMn2O4、LiCoO2の拡散係数および、拡散機構を解明することに成功した。インターカレーション型の正極では、空孔拡散機構で温度・組成依存性が説明できることが明らかになった。
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すべて 国際共同研究 (2件) 雑誌論文 (10件) (うち国際共著 1件、 査読あり 10件、 オープンアクセス 2件、 謝辞記載あり 1件) 学会発表 (28件) (うち国際学会 9件、 招待講演 2件)
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