研究課題
基盤研究(B)
生体関節では0.001オーダの極めて低い摩擦係数が達成される.これはゲル状物質の表面に共通して見られる潤滑機構であり,水和潤滑とよばれる.特に本研究では任意の母材に成膜したゲル薄膜による水和潤滑の実現を目指している.しかし工学的応用のためには潤滑メカニズムの解明が必須である.ゲルは高分子が多量の水を含んだ柔軟性の高い物質であるため,その摩擦特性を理解するには,しゅう動時のゲル膜の変形を知る必要がある.そこで本研究では,水和ゲル薄膜を対象として,力学特性(ずり粘弾性)と膜の変形の同時計測を実現した.
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