研究課題/領域番号 |
15H03964
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
電力工学・電力変換・電気機器
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研究機関 | 大阪府立大学 (2016-2018) 京都大学 (2015) |
研究代表者 |
薄 良彦 大阪府立大学, 工学(系)研究科(研究院), 准教授 (40402961)
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研究分担者 |
小島 千昭 富山県立大学, 工学部, 講師 (00456162)
太田 豊 東京都市大学, 工学部, 准教授 (50372537)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
16,770千円 (直接経費: 12,900千円、間接経費: 3,870千円)
2018年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2017年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2016年度: 3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2015年度: 6,760千円 (直接経費: 5,200千円、間接経費: 1,560千円)
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キーワード | 電力工学 / 制御工学 / 計測工学 / クープマンモード / フェーザ計測装置 / フェーザ計測装置(PMU) / オンラインアルゴリズム / フェーザ計測装置(PMU) / 機械学習 / 電力系統工学 / クープマン作用素 / 安定性 / 風力発電 |
研究成果の概要 |
電力ネットワークは,電気エネルギーの供給を担う大規模工学システムである。近年,太陽光や風力などの再生可能エネルギーの大量導入や2018年北海道で発生したような供給停止事象の頻発により,電力ネットワークの従来の運用技術の限界とそれを打破する新しい技術の構築が求められきた。本研究の目的は,実計測により取得されるデータを全面に活用した電力ネットワーク運用システムの構築に関する基盤研究である。特に,同期フェーザ計測装置により得られる高解像度時系列データを最大限活用するために,非線形力学系理論に基づくクープマンモード解析に着眼し,データより電力ネットワークの安定性を把握し,制御する技術を新規に提案した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究で得られた結果はいずれも,電力ネットワークで取得されたデータを全面に活用した運用技術に資するものである。このようなデータを全面に活用した運用技術の研究は,従来の物理モデルをベースとした運用が難しい状況,例えば,不確定性を有する再生可能エネルギー源が大量導入された小規模電力ネットワーク(マイクログリッド)や大規模停電に至るような極限的環境下にある電力ネットワークに対して,運用に関する新しい指針を与えるものである。このような複雑電力ネットワークに対するシステム構築に資する本研究は,AIを含むデータサイエンスとの接点から学術的意義を有し,エネルギーの安定供給に資する観点から社会的意義を有する。
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