研究課題/領域番号 |
15H04013
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
計測工学
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研究機関 | 東京医科歯科大学 |
研究代表者 |
荒川 貴博 東京医科歯科大学, 生体材料工学研究所, 講師 (50409637)
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研究分担者 |
三林 浩二 東京医科歯科大学, 生体材料工学研究所, 教授 (40307236)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
15,860千円 (直接経費: 12,200千円、間接経費: 3,660千円)
2018年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2017年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2016年度: 4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2015年度: 5,720千円 (直接経費: 4,400千円、間接経費: 1,320千円)
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キーワード | バイオセンサ / 生体計測 / ガス / イメージング / 酵素 / 計測システム / 生体代謝ガス |
研究成果の概要 |
呼気・皮膚ガスなどの生体ガス中には、代謝や疾患に基づく揮発性の化学物質が含まれており、これら成分を計測することで代謝機能評価および疾患スクリーニングが可能と期待されている。さらに対象ガス成分を可視化することにより、ガスの放出動態や部位の特定が可能になる。本研究では、酵素反応により生成する補酵素の自家蛍光を検出し、エタノールガスの時空間的な変化を動画像として捉える可視化システム(探嗅カメラ)を構築し、飲酒後の呼気中エタノールガスの可視化計測へ適用した。その結果、生体から代謝に伴う揮発性有機化合物の計測を実現し、その有用性を確認することができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、生体ガス情報を画像情報として表示することで、特定の皮膚表面から放出される生体ガスの濃度分布や経時変化を評価できる可能性がある。生体ガス情報に関する新しい知見を利用した計測・診断手法として、従来にはない生体由来の化学情報の画像化を提案する極めて学術的意義の高い研究である。身体の皮膚表面から放出される生体ガス由来のガス成分の情報をイメージングすることにより、評価者(医師)や被験者(患者)が直接視認できることで簡便かつ迅速な評価方法となるものと考えられ、医療分野においてこれまでにない新しい非侵襲診断、疾患スクリーニングを提案する社会的意義のある研究である。
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