研究課題/領域番号 |
15H04039
|
研究種目 |
基盤研究(B)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
地盤工学
|
研究機関 | 長崎大学 |
研究代表者 |
大嶺 聖 長崎大学, 工学研究科, 教授 (60248474)
|
研究分担者 |
安福 規之 九州大学, 工学研究院, 教授 (20166523)
MD.AZIZUL MOQSUD 山口大学, 大学院創成科学研究科, 准教授 (40464408)
杉本 知史 長崎大学, 工学研究科, 准教授 (60404240)
Konoplev Aleksei 福島大学, 環境放射能研究所, 特任教授 (00745581)
丸居 篤 弘前大学, 農学生命科学部, 准教授 (80412451)
|
研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
|
配分額 *注記 |
17,810千円 (直接経費: 13,700千円、間接経費: 4,110千円)
2018年度: 3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2017年度: 4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2016年度: 4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2015年度: 5,720千円 (直接経費: 4,400千円、間接経費: 1,320千円)
|
キーワード | 地盤環境改善 / 有用微生物 / 斜面安定 / 排水 / 簡易現場試験 / 塩害土壌 / 地盤環境 / 原位置強度評価 / 塩害土壌の回復 / 地盤環境改善技術 / 斜面安定性 / 底泥 / セシウム汚染土壌 / 放射性セシウム |
研究成果の概要 |
本研究では,地盤環境改善技術として以下の結果が得られた。 1) 有用微生物の添加による塩害土壌の回復とひもを用いた省水型潅水方法を提案した。2)底泥の含水比低下手法および微生物の混合による影響:導水ホースを用いてため池底泥の排水効果を検討するとともに,微生物による排水性の効果を明らかにした。3) 導水ホースを用いた斜面内地下水の排水技術:道路斜面で湧水が見られる長崎と沖縄の斜面に,新たに開発した導水ホースを設置し,降雨時の斜面からの排水量を測定し,最大で5L/min程度の量が確認できた。4)斜面安定性(強度定数)を評価するための簡易現場試験法を提案した。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
最近の集中豪雨では土砂災害により甚大な被害が生じているが土砂災害の危険度を迅速に評価するとともに危険性の高い区域の地盤環境をより安定に保つための国土保全の新たな手法が求められている。本研究では,新たな地盤環境改善技術と斜面安定性の評価法を確立するために,有用微生物の添加による土質特性の変化,および土中水の排水効果の評価を行った。有用微生物による地盤環境の改善効果を明らかにするとともに,斜面災害の危険性のある地区での現場試験を実施した。これらは,地盤環境改善および斜面の安定性を向上させことができるため,国土保全への新たな技術として期待される。
|