研究課題/領域番号 |
15H04046
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
水工学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
田島 芳満 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 教授 (20420242)
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研究分担者 |
下園 武範 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 准教授 (70452042)
佐藤 愼司 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 教授 (90170753)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
15,470千円 (直接経費: 11,900千円、間接経費: 3,570千円)
2018年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2017年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2016年度: 5,330千円 (直接経費: 4,100千円、間接経費: 1,230千円)
2015年度: 4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
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キーワード | 高波 / 高潮 / 浸水 / 越波 / 波浪の重合 / 沿岸ハザード / 津波 / ハザード / 波の重合・干渉 / 短周期波 / 氾濫 / 海岸防災 / 海岸工学 / 重合波 / 段波 / 砕波 / 漂流物 |
研究成果の概要 |
津波や高潮、高波による浸水災害では、異なる周期の波が複雑に重合し、被害を増大する例が、昨今の災害時におけるビデオ画像などから明らかとなってきている。本研究では、このような周期の異なる波浪が重合する場を再現可能な実験装置を構築し、平面水槽実験を実施した。さらに画像計測手法を構築して、実験で見られた氾濫場および沿岸域における波・流れの定量的な特性を面的に捉えることにより、その特性の解明を試みた。次に段波の分裂に伴う高周波成分の生成や、高波や波群構造に伴う長周期成分の生成と伝播を再現可能な数値モデルを構築し、上記の特性を再現するハザード推定手法を開発した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
現在の沿岸域におけるハザード推定には十分に考慮されていなかった高周波の波動成分と、津波や高潮、長周期波などの長周期成分との相互干渉による浸水ハザードの増大特性を把握するための実験装置と、そのような現象を物理的なメカニズムに即して再現可能なハイブリッド数値モデルが構築された。これにより、各地で異なる地形による影響や不規則波の不確実性に伴う影響も考慮したよりハザード推定の高精度予測が可能となる。
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