研究課題/領域番号 |
15H04130
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
無機材料・物性
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研究機関 | 日本電信電話株式会社NTT物性科学基礎研究所 |
研究代表者 |
尾身 博雄 日本電信電話株式会社NTT物性科学基礎研究所, 量子光物性研究部, 主任研究員 (50257218)
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研究分担者 |
俵 毅彦 日本電信電話株式会社NTT物性科学基礎研究所, 量子光物性研究部, 主幹研究員 (40393798)
清水 薫 日本電信電話株式会社NTT物性科学基礎研究所, 量子光物性研究部, 主幹研究員 (50426607)
齊藤 志郎 日本電信電話株式会社NTT物性科学基礎研究所, 量子電子物性研究部, 特別研究員 (90393777)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
16,900千円 (直接経費: 13,000千円、間接経費: 3,900千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2015年度: 12,350千円 (直接経費: 9,500千円、間接経費: 2,850千円)
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キーワード | 酸化物 / 量子光学 / 希土類 / 結晶成長 / エルビウム / イットリウムシリケイト / フォトルミネッセンス / 同位体 / MBE成長 / スピン |
研究成果の概要 |
通信波長帯での量子通信ネットワークの実現を目指し、量子ビットとして大きな可能性をもつエルビウムイオンを内包する量子光学用酸化物結晶の材料探索研究を行った。その結果、添加するエルビウムイオンの同位体純化およびホスト結晶の完全な非磁性化がエルビウムイオンの量子光学特性を大幅に改善することが明らかになった。この結果はエルビウムイオンが量子通信用の量子ビットとして大きな可能性もつことを示す重要な成果である。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
情報通信社会に変革をもたらす長距離量子情報通信を実現するためには、量子情報を中継する中継器の開発が急務である。我々は、通信波長帯の光を用いて量子中継器を開発することを目的として、通信波長帯の光と相互作用する希土類イオンの一種である3価のエルビウムイオンに着目し、このエルビウムイオンが添加された良質な単結晶を作製すること、エルビウムイオンの量子光学応用に適したホスト結晶の材料探索を行った。
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