研究課題/領域番号 |
15H04140
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
構造・機能材料
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
野村 直之 東北大学, 工学研究科, 准教授 (90332519)
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連携研究者 |
川崎 亮 東北大学, 大学院工学研究科, 教授 (50177664)
菊池 圭子 東北大学, 大学院工学研究科, 助教 (80361137)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2017年度)
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配分額 *注記 |
15,860千円 (直接経費: 12,200千円、間接経費: 3,660千円)
2017年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2016年度: 5,460千円 (直接経費: 4,200千円、間接経費: 1,260千円)
2015年度: 8,060千円 (直接経費: 6,200千円、間接経費: 1,860千円)
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キーワード | 生体・医療・福祉材料 / MRI対応低磁性合金 / MRI対応低磁性低弾性合金 |
研究成果の概要 |
本研究では、「レーザ積層造形法」と加工誘起変態による機能発現のための「塑性加工」を融合させた加工プロセスを提案し、MRIアーチファクトを抑制でき、かつ低弾性特性を示す生体用低磁性Zr合金の開発を行った。積層造形条件を変化させた積層造形体を作製し、結晶配向が見られる造形体と、ランダム方位を有する造形体を得た。いずれの造形体においても繰り返し引張試験中に弾性率が変化し、これには加工による構成相の変化が関与しているものと考えられた。以上より、低磁性を有するZr合金積層造形体に塑性加工を与えることにより加工誘起変態が生じて弾性率制御が可能であることを示した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
MRI検査に対応する金属製インプラントの開発を、患者個人の形状に適合することのできる積層造形法により行い、その材料には低磁性かつ低弾性機能を保持することにより高機能医療デバイスの製造を目指した。その結果、積層造形プロセス最適化と加工誘起変態の利用による低弾性化に成功し、新しい医療用インプラントの製造法と高機能化への可能性を示したことから、当該研究は学術的にも社会的にも意義が大きい。
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