研究課題/領域番号 |
15H04224
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
地球・資源システム工学
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
吉田 英一 名古屋大学, 博物館, 教授 (30324403)
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研究分担者 |
南 雅代 名古屋大学, 宇宙地球環境研究所, 准教授 (90324392)
城野 信一 名古屋大学, 環境学研究科, 准教授 (20332702)
丸山 一平 名古屋大学, 環境学研究科, 教授 (40363030)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
11,570千円 (直接経費: 8,900千円、間接経費: 2,670千円)
2017年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2016年度: 4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2015年度: 4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
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キーワード | コンクリーション / 炭酸カルシウム / 続成作用 / 球状コンクリーション / 再現実験 / シーリング / 炭酸塩コンクリーション / 応用研究 / 炭酸塩球状コンクリーション / 堆積岩 / 応用 / 亀裂シーリング |
研究成果の概要 |
本研究によって、球状コンクリーション形成についての以下のメカニズムおよび条件が明らかとなった。 1) 球状炭酸塩コンクリーションは、海性堆積物中にのみ確認される。2) 球状になるのは、拡散現象によって形成されることによる。3) 炭酸塩が濃集する理由は、生物の炭素と海水中のカルシウムイオンとの反応による。4) コンクリーション中の化石が保存良好な理由は、化石(生物)が急速に炭酸カルシウムの沈殿によりシーリングされることによる。5) 拡散と沈殿反応によるコンクリーションの形成速度は、数センチ程度のコンクリーションで、数ヶ月程度と非常に速いことが明らかとなった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の成果は、球状コンクリーションの形成メカニズムを明らかにしただけでなく、そのプロセスを土木工学などの分野に応用可能であることを示したことである。とくに炭酸カルシウムによる閉塞効果などはあまりこれまで考えてこられなかったものであり、今後の応用性が期待される。
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