研究課題
基盤研究(B)
石油・天然ガス資源の安定供給とそれらの開発に伴う環境問題の解決の両方に貢献するため、生分解性で安全なセルロースナノファイバー(CNF)懸濁液を石油・天然ガス増進回収法(EOGR)に用いる圧入流体とするための基礎研究を行った。その結果、CNF懸濁液は、他の増粘剤に比べて石油・天然ガス貯留岩石に対する圧入性は悪いものの、貯留岩に圧入することができれば圧入プロファイルモディフィケーションに適用して石油・天然ガスの増進回収を図ることが可能であることが分かった。そこで、CNFを直径1 μm以下のW/Oエマルションに内包させることで圧入性の改善を試みたところ、ベレア砂岩にも容易に圧入できた。
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