研究課題
基盤研究(B)
ショウジョウバエ幼虫のぜん動運動は体の前後に沿って後から前へと筋肉が順番に収縮することで起こる。本研究で私達はコネクトミクスと光遺伝学を用い、この系ではたらく興奮性の前運動介在神経細胞群、CLIsを同定した。このニューロンは各神経節に存在し、ぜん動運動が起こる際に、後方から前方へと順番に活動する。CLIsはコリン作動性ニューロンのマーカーであるChATを発現し、運動神経が発火する直前に活動していた。さらに、CLIsを局所的に活性化すると対応する筋肉の収縮が誘導された。これらの結果はCLIsが幼虫の移動運動において体の前後に沿って運動神経細胞を直接活性化していることを示唆している。
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