研究課題/領域番号 |
15H04275
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
神経化学・神経薬理学
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研究機関 | 大阪大学 (2018) 京都大学 (2015-2017) |
研究代表者 |
疋田 貴俊 大阪大学, 蛋白質研究所, 教授 (70421378)
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研究協力者 |
マクファーソン トム
森田 真規子
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
15,600千円 (直接経費: 12,000千円、間接経費: 3,600千円)
2017年度: 5,850千円 (直接経費: 4,500千円、間接経費: 1,350千円)
2016年度: 5,850千円 (直接経費: 4,500千円、間接経費: 1,350千円)
2015年度: 3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
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キーワード | 大脳基底核 / 報酬学習 / 忌避学習 / ドーパミン / 神経回路 / 精神疾患 / 海馬 / ドーパミン受容体 / 神経科学 / 脳・神経 / 脳神経疾患 / トランスレーショナルリサーチ / 生理学 / 行動柔軟性 / 場所細胞 |
研究成果の概要 |
認知学習における大脳基底核神経回路機構を解析し、忌避学習における経路特異的な細胞内シグナリングを明らかにした。さらに、報酬学習の柔軟性において、間接路神経伝達とドーパミンD2L受容体の関与を示した。次に、精神疾患モデルマウスとして、変異型DISC1トランスジェニックマウスを用いて、報酬場所学習課題を行い、社会的孤立ストレスを加えた変異型DISC1トランスジェニックマウスで報酬学習に障害を認めた。海馬CA1場所細胞の神経活動を電気生理学的に調べたところ、報酬関連活動が消失していた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
多くの精神神経疾患には認知行動障害が基礎症状として存在するが、その神経基盤は解明されていない。本研究では、認知学習における大脳基底核神経回路機構を解析し、報酬・忌避学習の神経基盤を明らかにした。また、精神疾患モデルマウスの報酬学習異常とその神経基盤を見出した。これらの研究成果は、精神神経疾患の病態を神経回路という新しい視点から解明するもので、新しい治療法開発につながることが期待できる。
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