研究課題/領域番号 |
15H04285
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
実験動物学
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研究機関 | 鳥取大学 |
研究代表者 |
香月 康宏 鳥取大学, 医学(系)研究科(研究院), 准教授 (90403401)
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研究分担者 |
平林 真澄 生理学研究所, 行動・代謝分子解析センター, 准教授 (20353435)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
16,640千円 (直接経費: 12,800千円、間接経費: 3,840千円)
2019年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2018年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2017年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2016年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2015年度: 3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
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キーワード | リサーチバイオリソース / ヒト化モデル動物 |
研究成果の概要 |
薬物代謝関連遺伝子をヒトと実験動物で置き換えたヒト化動物は、ヒト特異的な薬物代謝や安全性を予測する上で大きな役割を果たすと考えられる。本研究では実験動物の中でも経時採血が可能、毒性試験等の背景データが豊富なラットを用いてヒト化動物を作製することを目的とした。具体的には1)マウス人工染色体技術を用いて、ヒト特異的な薬物代謝に関わる、CYP3A遺伝子群、UGT2遺伝子群等のヒト遺伝子群をラットへ導入した。2)ゲノム編集技術を用いて上記に対応したラット遺伝子群を破壊した。3)1)と2)を交配することで、ヒト特異的な代謝能を示す完全なヒト化モデルラットの作製に成功した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究で開発したヒト薬物代謝関連遺伝子をヒト化したモデルラットはこれまでに開発されたヒト化マウスの特徴と、マウスにはないラットの特徴(経時採血が容易、背景データが豊富など)の両方の特徴を兼ね備えており、これまでのヒト化マウスよりも、ヒトの薬物代謝や毒性を予測するために有用なモデルになると考えられる。また、本研究開発によって、ヒトに対する安全性予測が向上すると共に、医薬品開発のスピードアップと成功確率が向上し、新薬開発の低コスト化、ひいては国民医療負担を減らすことにつながるインパクトを与え、ライフ・イノベーションの推進に大きく貢献できるものと考える。
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