研究課題/領域番号 |
15H04306
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
腫瘍治療学
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研究機関 | 東京農工大学 |
研究代表者 |
浅野 竜太郎 東京農工大学, 工学(系)研究科(研究院), 准教授 (80323103)
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研究分担者 |
古本 祥三 東北大学, サイクロトロン・ラジオアイソトープセンター, 教授 (00375198)
真壁 幸樹 山形大学, 大学院理工学研究科, 准教授 (20508072)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
16,770千円 (直接経費: 12,900千円、間接経費: 3,870千円)
2017年度: 4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2016年度: 6,500千円 (直接経費: 5,000千円、間接経費: 1,500千円)
2015年度: 6,240千円 (直接経費: 4,800千円、間接経費: 1,440千円)
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キーワード | 蛋白質 / がん / バイオテクノロジー / 癌 |
研究成果の概要 |
がん特異的に高機能型へと構造変換する二重特異性抗体の新規デザイン開発を進めた。内部にがん特異的なプロテアーゼの認識配列を挿入することで、がん特異的な自由度の向上による高活性型への構造変換を目指したデザインでは、プロテアーゼ消化後に活性の低下が認められた。一方、 Fc融合型二重特異性抗体のFc領域融合部位にがん特異的プロテアーゼの認識配列を挿入することで、がん特異的に長半減期型から高組織浸透性型への構造変換を目指したデザインでは、プロテアーゼ消化により低分子化と活性の維持が認められた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本提案では、がん組織に送達後にがん特異的に高機能型へと構造変換する新たな人工抗体のデザイン開発を進めた。一例として高分子量型の人工抗体の内部にがん特異的プロテアーゼの認識配列を挿入することで、がんに送達する前は長い体内半減期を有し、送達後には低分子型へと構造変換することでのがん組織への浸透性の向上を期待した分子の開発を行った。結果、プロテアーゼ消化により活性を維持したまま低分子化が認められた。今後の次世代型の抗体医薬開発の一助となることが期待される。
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