研究課題/領域番号 |
15H04309
|
研究種目 |
基盤研究(B)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
腫瘍治療学
|
研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
越山 雅文 京都大学, 医学研究科, 客員研究員 (50724390)
|
研究分担者 |
馬場 長 京都大学, 医学研究科, 准教授 (60508240)
濱西 潤三 京都大学, 医学研究科, 講師 (80378736)
小西 郁生 京都大学, 医学研究科, 名誉教授 (90192062)
松村 謙臣 京都大学, 医学研究科, 准教授 (20452336)
|
研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2018-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2017年度)
|
配分額 *注記 |
16,640千円 (直接経費: 12,800千円、間接経費: 3,840千円)
2017年度: 4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2016年度: 5,590千円 (直接経費: 4,300千円、間接経費: 1,290千円)
2015年度: 6,240千円 (直接経費: 4,800千円、間接経費: 1,440千円)
|
キーワード | 抗VEGF抗体 / 感受性 / 耐性 / 免疫抑制 / 骨髄由来免疫抑制性細胞(MDSCs) / GM-CSF / 抗VEGF抗 / Gr-1 / CD8 / 骨髄由来免疫抑制性細胞 / ピモニダゾール / 低酸素状態 / VEGF抗体 / PD-1抗体 / 耐性遺伝子 / 抗VEGF抗体治療 / Gr-1陽性細胞 / CD8陽性リンパ球 / 薬剤反応性 / 抗VEGF抗体 / 卵巣癌 / 耐性獲得機構 / 発現マイクロアレイ / バイオマーカー |
研究成果の概要 |
卵巣癌において抗VEGF抗体治療抵抗性の解明は臨床的に重要であるが、マウスモデルを用いて抗VEGF抗体抵抗性には腫瘍局所の免疫抑制が関与することを見出した。抗VEGF抗体治療は腫瘍局所に骨髄由来免疫抑制性細胞(MDSCs)を誘導し、腫瘍局所のリンパ球活性を抑制していた。抗体治療により腫瘍局所に低酸素環境が惹起され、腫瘍細胞におけるGM-CSF発現が亢進し、MDSCsを腫瘍局所に誘導していることが判明した。GM-CSF経路を阻害すると、腫瘍の局所免疫が改善し、抗VEGF抗体治療抵抗性が解除されることがわかった。腫瘍免疫を標的とする、抗VEGF抗体との新規併用治療の開発が期待される。
|