研究課題
基盤研究(B)
健常人とがん患者より、CTLとTh1細胞を誘導できる腫瘍関連抗原由来の短鎖および長鎖ペプチドで、頻度が高い複数のHLA分子により提示されるものを多数同定した。またHLA発現マウスに長鎖ペプチドを免疫し、内包された短鎖ペプチドに特異的なCTLを交差抗原提示により誘導できた。担がんマウスとがん患者では、骨髄球系細胞が産生するIL-6と可溶性IL-6受容体が増加し、IL-6シグナルによりTh1細胞分化とCTLを介した腫瘍免疫が減弱するが、抗IL-6抗体投与により腫瘍免疫を回復できた。腫瘍関連抗原の能動免疫とIL-6シグナル抑制を併用する、新しいがん免疫療法の開発に資する研究成果を得た。
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すべて 国際共同研究 (1件) 雑誌論文 (13件) (うち国際共著 3件、 査読あり 10件、 オープンアクセス 9件、 謝辞記載あり 2件) 学会発表 (25件) (うち国際学会 7件、 招待講演 14件) 図書 (6件) 備考 (1件) 産業財産権 (7件) (うち外国 7件)
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