研究課題/領域番号 |
15H04342
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
構造生物化学
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
菅瀬 謙治 京都大学, 工学研究科, 准教授 (00300822)
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研究協力者 |
水谷 明洋
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
15,860千円 (直接経費: 12,200千円、間接経費: 3,660千円)
2018年度: 4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2017年度: 4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2016年度: 4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2015年度: 3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
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キーワード | parkin / リフォールディング / 大量発現系 / NMR / タンパク質 / 分子認識 / Parkin / ユビキチン / 動的構造 / PINK1 / リン酸化ユビキチン / 蛋白質 / 生物物理 / 高分子構造・物性 |
研究成果の概要 |
E3酵素のparkinは損傷ミトコンドリアを分解に導く役割を担う。parkinは自身がリン酸化され、かつリン酸化ユビキチンが結合することによって活性化する。すでに不活性型と活性型parkinの結晶構造が明らかであるが、その動的な活性化機構は明らかでない。そこで、本研究ではNMRを用いてparkinの動的な活性化機構の解明を目指した。NMR測定では大量の安定同位体標識試料が必要であるが、parkinをM9培地で培養すると常に不溶化画分に発現した。そのため、ここでは不溶化したparkinを巻き戻す方法論を確立した。同手法で得たparkinは単量体でかつユビキチン化活性を有していた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
遺伝性パーキンソン病患者の多くにparkinの変異が報告されている。parkinの機能不全がパーキンソン病発症に直結するため、parkinの反応機構の解明はパーキンソン病の発症機構の解明や疾患の治療薬の創出につながると期待されている。そして、その実現にはNMRによるparkinの研究が不可欠である。これまでNMR研究用の安定同位体標識parkinの大量調製は極めて困難であったが、本研究ではその基盤となる安定同位体標識parkinの大量試料調製を可能とした。そのため、今後のNMR研究によりparkinの活性化機構の理解が深まることが期待される。
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