研究課題
基盤研究(B)
本研究は、ネットワークを形成した微小管が細胞の極性の変化に依存して能動的に細胞の形態変化を制御する機構を明らかにした。この微小管ネットワークはPatroninにより頂端膜に裏打ちされ、Dyneinモーターの駆動力により頂端面を押し上げる力を生じ、ドーム様構造の形成に貢献する。このネットワークはPatroninとKataninとの拮抗による急速なリモデリング下にあり、組織に形態変化が起こる以前の細胞の大きさ・形態の恒常性を維持する。この後頂端面が胚の表面から沈み込み折りたたみ構造を形成する際には、細胞の極性変化に応答したPatroninの再分布が細胞形態の変形に重要な役割を果たすことを示した。
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すべて 雑誌論文 (1件) (うち国際共著 1件、 査読あり 1件) 学会発表 (6件) (うち国際学会 2件、 招待講演 2件)
Nature Cell Biology
巻: 20 号: 1 ページ: 36-45
10.1038/s41556-017-0001-3