研究課題/領域番号 |
15H04449
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
園芸科学
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
白武 勝裕 名古屋大学, 生命農学研究科, 准教授 (90303586)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2017年度)
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配分額 *注記 |
16,510千円 (直接経費: 12,700千円、間接経費: 3,810千円)
2017年度: 5,590千円 (直接経費: 4,300千円、間接経費: 1,290千円)
2016年度: 5,590千円 (直接経費: 4,300千円、間接経費: 1,290千円)
2015年度: 5,330千円 (直接経費: 4,100千円、間接経費: 1,230千円)
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キーワード | 花弁緑色化 / 花持ち性向上 / 花形改変 / 分子育種 / オミクス / 花弁特的プロモーター |
研究成果の概要 |
アサガオ由来花弁特的InMYB1プロモーターは,茎頂分裂組織の花弁を発生する位置情報whole2を認識するのではなく,花弁のidentityを細胞レベルで認識して作動することを明らかにした.また,InMYB1上流332-121 bに花弁特異性を規定する領域が存在することを明らかにし,この領域を3連結した改良型発現ベクターを開発した.一方,イネ由来のGPP遺伝子を用い,シロイヌナズナ,アサガオ,ペチュニアの花弁を緑色化し,花弁の形態を変化できること,前者2つの植物では花弁の老化を遅延できることを示し,これが花弁が葉のidentityを持つことによって起きることを明らかにした.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究において,アサガオ由来花弁特的InMYB1プロモーターが,花弁のidentityを細胞レベルで認識して作動すること,InMYB1上流332-121 bに花弁特異性を規定する領域が存在することを明らかにしたことは,植物生理学的における学術的意義が大きい.また,このInMYB1プロモーターベースとし,花弁特異的な遺伝子発現を誘導する形質転換ベクターを開発し,アサガオやペチュニアの花を緑色化すると共に,花弁の老化を遅延できることを示したことは,花きの分子育種の発展に大きく貢献するものであり,その社会的意義は大きい.
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