研究課題
基盤研究(B)
ハエ目やチョウ目はふ節で味を認識できることが知られている。一方、コウチュウ目は昆虫で最大の種数を誇るが、ふ節の味覚器官としての役割は未解明であった。そこで、コウチュウ目昆虫のふ節味覚感覚子の存在について調査したところ、ふ節味覚感覚子を有している種はコウチュウ目の一部に限られるが、ハムシ科ではふ節味覚感覚子の存在が共通の特徴であることが形態学的解析により明らかになった。さらに、ハムシ科昆虫はふ節で甘味、苦味物質だけでなく、寄主葉表面物質を受容し、認識できることが電気生理学的および行動学的解析により明らかになった。以上から、ハムシ科昆虫はふ節で寄主植物を識別し、選択できることが明らかになった。
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