研究課題/領域番号 |
15H04499
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
食品科学
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
堀尾 文彦 名古屋大学, 生命農学研究科, 教授 (20165591)
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研究分担者 |
大野 民生 名古屋大学, 医学系研究科, 准教授 (90293620)
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研究協力者 |
小林 美里
村井 篤嗣
池上 博司
森 仁志
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
16,770千円 (直接経費: 12,900千円、間接経費: 3,870千円)
2017年度: 4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2016年度: 4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2015年度: 7,280千円 (直接経費: 5,600千円、間接経費: 1,680千円)
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キーワード | 1型糖尿病 / 2型糖尿病 / 疾患感受性遺伝子 / 膵臓ランゲルハンス氏島 / インスリン分泌 / 1型糖尿病 / 2型糖尿病 |
研究成果の概要 |
1型糖尿病(T1DM)と2型糖尿病(T2DM)の両方の表現型をもつNSYマウスを用いて、今までに同定例のない1型と2型糖尿病の発症に共通した第11番染色体上の糖尿病責任遺伝子の単離と同定に挑戦した。NSYの第11番染色体断片を保有するコンジェニック系統の解析の結果、インスリン分泌不全とインスリン抵抗性を規定するT2DM遺伝子を別々の領域に、さらに別の領域にTIDM遺伝子が存在することを明らかにした。それぞれの候補遺伝子を選抜した。当初の目的のT1DMとT2DMに共通した責任遺伝子の存在を証明することには繋がらなかったが、新規の特性に富んだ糖尿病責任遺伝子の存在を示すことができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、NSYマウスの第11番染色体のT2DM遺伝子としてインスリン分泌不全を規定するものがセントロメア~25.96 Mb領域に、インスリン抵抗性を規定するものが48.49~71.70 Mb領域に、T1DM責任遺伝子が44.45~48.49 Mb領域に存在することを初めて明らかにした。主目的のT1DMとT2DMに共通した膵ラ氏島β細胞の遺伝子の同定については、インスリン分泌不全とT1DM感受性遺伝子の存在領域が分離したことから、目的に合致した遺伝子の発見には繋がらなかった。しかし、NSYマウスの第11番染色体上の3つの異なるタイプの糖尿病責任遺伝子の遺伝学的解剖と存在の証明に成功した。
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