研究課題
基盤研究(B)
大腸上皮細胞は、一定時間の絶食中は増殖を停止するが、再摂食すると常在細菌叢由来の乳酸により一過性の生理的過増殖状態となる。本研究では、肥満個体の大腸粘膜ではこの生理的応答の異常のため大腸発癌リスクが高まっていることを見いだした。しかし、間歇的絶食期間の設置、乳酸の再摂食などの介入により、炎症の抑制や粘膜修復を促進することができ、摂食行動によって大腸発癌リスクを避けることが可能であることも明らかとなった。
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