研究課題/領域番号 |
15H04538
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
水圏生産科学
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研究機関 | 国立研究開発法人水産研究・教育機構 |
研究代表者 |
鈴木 豪 国立研究開発法人水産研究・教育機構, 西海区水産研究所, 主任研究員 (30533319)
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研究分担者 |
山下 洋 国立研究開発法人水産研究・教育機構, 西海区水産研究所, 研究員 (00583147)
竹垣 草世香 (向草世香) 長崎大学, 水産・環境科学総合研究科(水産), 客員研究員 (30546106)
酒井 一彦 琉球大学, 熱帯生物圏研究センター, 教授 (50153838)
座安 佑奈 沖縄科学技術大学院大学, マリンゲノミックスユニット, 研究員 (50746691)
新里 宙也 東京大学, 大気海洋研究所, 准教授 (70524726)
鯉渕 幸生 東京大学, 大学院新領域創成科学研究科, 准教授 (60349800)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
16,640千円 (直接経費: 12,800千円、間接経費: 3,840千円)
2018年度: 3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2017年度: 4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2016年度: 4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2015年度: 4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
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キーワード | 大規模撹乱 / 幼生供給 / 産卵予測 / サンゴ礁 / 幼生加入 / 同時一斉産卵 / ミドリイシ属 / ミドリイシ / 造礁サンゴ / 繁殖生態 / 初期生活史 / 生物環境 / サンゴ礁生態系 |
研究成果の概要 |
サンゴ群集の維持・回復には、毎年の幼生加入が重要である。これまで、複数の定点で幼生加入量を長期的にモニタリングしたところ、10~100倍の年変動があることが分かった。本研究では、この年変動の要因として、一斉産卵の同調性に注目し、年によって同調性にずれが生じ、ずれが大きい場合に加入量が減少するという仮説を検証した。その結果、2016年に起きた大規模白化以降、同調性に関わらず加入量が激減するという傾向が明らかとなった。このことから、大規模撹乱が起きた場合には、幼生供給源となる親サンゴの減少および供給ネットワークの分断という、通常時とは異なる要因によって加入量が左右されることが示唆される。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、特殊な繁殖イベントとして注目されてきた『同時一斉産卵』現象を、生活史の観点から個体群変動を制御するプロセスとして捉え、『同時一斉加入(simultaneous mass recruitment)』という新たな概念を提唱した。産卵の同調性を定量化し、放卵放精、受精、幼生分散、および着生までの各段階における減衰を考慮した新しい「加入推定モデル」を構築することで、気候変動に伴う造礁サンゴの再生産の変化を予測することが可能になると期待される。
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