研究課題/領域番号 |
15H04558
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
経営・経済農学
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研究機関 | 農林水産省農林水産政策研究所 |
研究代表者 |
吉井 邦恒 農林水産省農林水産政策研究所, その他部局等, 研究員 (00356297)
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研究分担者 |
大山 達雄 政策研究大学院大学, 政策研究科, 名誉教授 (30134323)
伊藤 房雄 東北大学, 農学研究科, 教授 (30221774)
渡辺 靖仁 山梨大学, 大学院総合研究部, 教授 (40635827)
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研究協力者 |
安田 禎仁
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
7,930千円 (直接経費: 6,100千円、間接経費: 1,830千円)
2017年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2016年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2015年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
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キーワード | 農業保険 / 収入保険 / アンブレラ型 / セーフティネット / 経営単位 / 経営安定対策 / 農業リスク / 経営安定 / WFRP / セーフティネット政策 / 農業収入 / 農業経営単位 / セ-フティネット・プログラム / 農業共済 |
研究成果の概要 |
アメリカ及びカナダでは、作物別の農業保険や政府支払いとの重複加入を認め、それらのプログラムによる支払後に農業者が真に不足する金額を支払うアンブレラ型セーフティネットとして、経営単位の農業経営安定対策が仕組まれている。日本の収入保険は経営単位方式であるものの、現行の経営安定制度との重複加入を認めていないことから、収入保険の加入者は、現行制度よりも負担が少ない者や現行制度の対象外の農産物を生産している者が多くなる可能性がある。多様な部門からの加入者を増やして収入保険制度を安定的に運営していくためには、重複加入を含めたアンブレラ型への拡張も検討する必要がある。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
経営単位の農業経営安定対策が先駆的に実施されてきたアメリカ及びカナダにおける制度設計や経済的効果を分析することにより、新たに日本で導入された収入保険制度が有効なセーフティネットとしての機能を果たすとともに、安定的に運営されていく上で、検討すべき農業者の加入促進対策に関して一つの方向を提示した。
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