研究課題/領域番号 |
15H04584
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
動物生産科学
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研究機関 | 麻布大学 |
研究代表者 |
伊藤 潤哉 麻布大学, 獣医学部, 准教授 (30454143)
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研究分担者 |
柏崎 直巳 麻布大学, 獣医学部, 教授 (90298232)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
16,640千円 (直接経費: 12,800千円、間接経費: 3,840千円)
2018年度: 3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2017年度: 3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2016年度: 4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2015年度: 4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
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キーワード | 受精 / 着床 / 妊娠 / カルシウム / ブタ / マウス / 発生 / 胚着床 / 胚 |
研究成果の概要 |
哺乳類の受精時メカニズムを解明する目的で研究を行った.その結果卵活性化因子にはPLCz以外の卵活性化因子関与する可能性があること,またカルシウムオシレーションとともに亜鉛スパークも重要であることがあきらかとなった.そこで亜鉛スパークの意義を明らかにする目的で遺伝子改変マウスを用いて卵特異的な亜鉛トランスポーター遺伝子欠損マウスを作製し,その妊孕性を確認した.その結果,卵特異的な亜鉛トランスポーター遺伝子欠損マウスでは完全は不妊とはならなかったが,産子の数が著しく減少していた.このことから,受精時において卵の亜鉛トランスポーターが重要な役割を持っていることが示唆された.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これまで研究されてきたすべての動物種において,受精時には卵内カルシウムの上昇が認められることから哺乳類においても受精メカニズムはカルシウムシグナルを中心に論じられてきた.本研究成果により.哺乳類の受精時におけるカルシウム上昇には卵活性化因子(PLCz)が重要なこと,また哺乳類動物種によってPLCzの活性は異なることが明らかとなった.さらにカルシウムシグナルと同様に亜鉛シグナルも哺乳類の受精において重要な役割を持つことが明らかとなった.
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