研究課題
基盤研究(B)
植物のトランスゴルジ網が担う病原菌応答の研究をおこない、シロイヌナズナに対する非宿主うどんこ病菌によってGI-TGNを介して分泌経路が活性化することを発見した。また、細胞壁修飾関連酵素がこの経路によって分泌されることを明らかにした。塩ストレス応答におけるTGN動態の観察をおこない、塩ストレス応答によってTGNが小さくなっていることを発見した。この過程を詳細に観察するために、共焦点レーザー顕微鏡による塩処理開始から6時間の長時間観察システムを構築した。
トランスゴルジ網は細胞内タンパク質輸送の中心に位置する分岐点となる重要な区画であり、その機能がなくなると植物が病原菌に感染しやすくなることを発見した。トランゴルジ網の機能を制御することで、病気に強い植物の作出や、農薬の開発が期待される。
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すべて 国際共同研究 (2件) 雑誌論文 (8件) (うち国際共著 1件、 査読あり 8件、 オープンアクセス 5件、 謝辞記載あり 2件) 学会発表 (6件) (うち国際学会 2件、 招待講演 4件)
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