研究課題
基盤研究(B)
インターフェロン-β(IFNβ)は多様かつ強力な生物活性を有するサイトカインである。本研究では効果的なIFNβ遺伝子治療法の開発を目的として検討を行った。まず、持続的なIFNβ遺伝子持続発現を可能とするMxプロモーター駆動性ベクターpMx-IFNβの開発に成功した。pMx-IFNβによる持続的IFNβ発現はがん・多発性硬化症(MS)の疾患モデルマウスにおいて高い治療効果を示した。また、Galectin-9(gal9)とIFNβを融合したIFNβ-gal9融合タンパク質を設計し、IFNβのMS治療効果増強と副作用低減にも成功した。以上、治療係数の高いIFN遺伝子治療法の開発に成功した。
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