研究課題
基盤研究(B)
ヒストンH3K9を特異的にメチル化するSETDB1について、その酵素機能を制御する分子機構を解析した。(1)SETDB1のモノユビキチン化修飾がH3K9me3活性を介して、遺伝子発現を制御していることを明らかにした。また、その制御機構に関わる因子として、クロマチン制御因子であるTRIM28を同定した。(2)核内のSETDB1がプロテアソーム阻害剤と核外排出阻害剤によって増加し、それに関わる候補因子を見出した。(3)SETDB1-MCAF1のX線結晶構造解析を行うため、蛋白質の精製および結晶化を試みた。本研究で明らかとなった知見は、SETDB1を標的とした新たながんの治療薬の開発につながる。
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すべて 雑誌論文 (2件) (うち国際共著 1件、 査読あり 2件、 オープンアクセス 2件、 謝辞記載あり 2件) 備考 (3件)
PLoS One
巻: 11 号: 10 ページ: e0165766-e0165766
10.1371/journal.pone.0165766
Biochem Biophys Res Commun
巻: 465 号: 4 ページ: 725-731
10.1016/j.bbrc.2015.08.065
https://seimeijohokaiseki.wixsite.com/tanpaku/publication
http://www.osaka-u.ac.jp/homepage/b018/
http://www.phs.osaka-u.ac.jp/homepage/b018/