研究課題/領域番号 |
15H04661
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
医療系薬学
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研究機関 | 千葉大学 |
研究代表者 |
伊藤 晃成 千葉大学, 大学院薬学研究院, 教授 (30323405)
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研究分担者 |
青木 重樹 千葉大学, 大学院薬学研究院, 助教 (30728366)
関根 秀一 千葉大学, 大学院薬学研究院, 講師 (70401007)
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研究協力者 |
薄田 健史
宋 彬彬
藤森 惣大
向後 晃太郎
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
17,030千円 (直接経費: 13,100千円、間接経費: 3,930千円)
2018年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2017年度: 4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2016年度: 4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2015年度: 5,200千円 (直接経費: 4,000千円、間接経費: 1,200千円)
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キーワード | 特異体質毒性 / 副作用個人差 / HLA / 薬物過敏症 / Toll like receptor / innate immune response / hepatotoxicity / keratinocytes / 免疫寛容 / 薬物性肝障害 / 自然免疫 / 獲得免疫 / 肝障害 / 薬剤反応性 |
研究成果の概要 |
特異体質毒性の中でも肝障害や皮膚過敏症は複数要因が複雑に関わるとされ、メカニズムの解明が遅れていた。本研究では特に動物での再現が困難とされるHLA多型の関わる薬物過敏症に焦点を当て、これを再現可能なマウスを世界で初めて作製した。本マウスにある種の薬物を投与することでヒトで見られるような免疫活性化を介した臓器障害が起こることを確認できた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
発症に個人差の大きい特異体質性毒性は、製薬企業、患者の双方にとって厄介な問題で、現時点では医薬品開発途中でそのようなリスクを持つ化合物を見いだすことは困難である。特異体質毒性の発症メカニズム自体が不明であることがその原因の一つであった。本研究によって構築されたHLA多型導入マウスの利用により特異体質毒性の発症メカニズムの解明が飛躍的に進むと期待され、より安全な医薬品開発が行えるようになる点で社会的な意義がある。
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