研究課題/領域番号 |
15H04727
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
細菌学(含真菌学)
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
垣内 力 東京大学, 大学院薬学系研究科(薬学部), 准教授 (60420238)
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研究分担者 |
松本 靖彦 東京大学, 薬学研究科(研究院), 助教 (60508141)
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研究協力者 |
関水 和久
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
17,290千円 (直接経費: 13,300千円、間接経費: 3,990千円)
2017年度: 4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2016年度: 5,850千円 (直接経費: 4,500千円、間接経費: 1,350千円)
2015年度: 6,500千円 (直接経費: 5,000千円、間接経費: 1,500千円)
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キーワード | リボソームRNA / メチル化酵素 / ヌクレオチド分解酵素 / CPDase / 芳香族アミノ酸 / 環状ヌクレオチド / 感染症 / 2Hホスホエステラーゼスーパーファミリー / 高温耐性 / 細菌 / 微生物 / 遺伝子 / ヌクレオシド二リン酸 / ヌクレオチド / 黄色ブドウ球菌 / ヌクレアーゼ / 溶血毒素 / agr |
研究成果の概要 |
黄色ブドウ球菌は様々な疾患を引き起こす病原性細菌であり、薬剤耐性菌の増加が問題となっている。薬剤耐性菌に対する新しい治療薬を創出する上で、黄色ブドウ球菌の病原性発現の分子機構を理解することが重要である。本研究では、RNAおよび核酸と相互作用する黄色ブドウ球菌の機能未知因子群の中から、黄色ブドウ球菌の病原性に必要な新しい因子の同定を試みた。その結果、リボソームRNAのメチル化酵素、およびヌクレオチド分解酵素が黄色ブドウ球菌の病原性発現に必要であることを見出した。これらの新規因子の解析から、RNAおよびヌクレオチドを介した新たな病原性制御機構が明らかとなった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、RNAの修飾酵素とヌクレオチド分解酵素が細菌の病原性において重要な働きをすることを初めて見出した。細菌の病原性発現に関わる因子を同定し、その分子機能を解明することは、細菌がヒトを含む多細胞生物の体内に侵入し、増殖し、危害をもたらすメカニズムを理解するという学術的意義がある。また、本研究で同定した病原性因子群は、細菌の病原性を抑制する新しいタイプの感染症治療薬のターゲットとして利用可能であり、薬剤の標的分子を提示した点で社会上の意義がある。
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